-
VI. 本人に意思能力がないと, 更なる倫理的ジレンマが生じるケース
P.109
-
ケース 7 : 家族が「お父さんは延命治療を望んでいなかった」といった脳血管障害のケース
P.109
-
Q1 担当医は具体的にどのような悩みをかかえているのか ?
P.110
-
Q2 このケースに含まれる医学的問題とは ?
P.111
-
(1) Hさんは, 終末期であるといえるのか
P.111
-
(2) 胃ろうは延命治療か, 救命治療か
P.112
-
(3) 延命治療・救命治療・緩和ケア
P.112
-
(4) Hさんにとって胃ろうは無益なのか
P.113
-
Q3 本人意思についてどのように考えればよいのか ?
P.114
-
(1) そのように話した時点で, Hさんには自己決定することができる意思能力はあったのか
P.114
-
(2) 治療拒否は, Hさんの真意か
P.115
-
(3) その意思は, 変化していないか
P.115
-
(4) 事態を予測して十分な情報が与えられていたのか
P.116
-
Q4 家族の代理判断はどのような手順を踏むことが適切か ?
P.116
-
(1) このケースにおける倫理的論点
P.116
-
(2) 代理判断の手順
P.117
-
(3) 適切な代理判断者とは
P.119
-
(4) 家族による代理判断は適切か
P.120
-
(5) 『適切な代理判断者による』『適切な代理判断の手順で』
P.121
-
Q5 人工的水分栄養補給に関する法的判断にはどのようなものがあるのか ?
P.122
-
(1) コンロイ裁判
P.122
-
(2) ナンシー・クルーザン裁判
P.123
-
(3) テリー・シャイヴォ ( Theresa Schiavo "Terri" ) 裁判
P.124
-
Q6 人工的水分栄養補給 ( 胃ろう ) に関するその他の問題点としてはどのようなものがありますか ?
P.124
-
(1) 胃ろうを実施する立場
P.125
-
(2) 胃ろうを差し控える立場
P.126
-
(3) 「標準的医療なのか」「標準以上の医療なのか」
P.126
-
(4) 「意図」と「予見」 ( 二重結果の理論 )
P.127
-
(5) 「患者の事前意思によって延命治療をしないこと」と「安楽死」
P.128
-
(6) 「差し控えること ( = 不作為 ) 」と「中止すること ( = 作為 ) 」の違い
P.129
-
【ケース 7 : 法的視点からのコメント】
P.130
-
ケース 8 : 関係者間で意見が対立したアルツハイマー病の嚥下困難のケース
P.131
-
Q1 家族や医療ケアチーム内では, どのような意見の相違があったのか ?
P.132
-
(1) 相談者 ; 医師 < 老健施設勤務 > 『訴えられたら困る』
P.132
-
(2) 夫 ; 78歳『できれば妻には長生きをしてほしいが, 介護力は限界』
P.132
-
(3) 長男の嫁 ; 『寿命です. 胃ろうを入れて, 自宅に戻られるのは困る』
P.133
-
(4) 長男 ; 『父と嫁にはさまれ右往左往』
P.133
-
(5) 看護師 ; 『 "いのち" を守ることが, 医療者のいちばん大切な使命』
P.133
-
(6) 介護者 ; 『静かで平穏な終末期をかなえてあげたい』
P.133
-
Q2 関係者間の複雑な事実関係や意見を整理し, 倫理的論点を明確にするためにはどのようにすればよいのか ?
P.134
-
(1) 4分割表
P.134
-
(2) 実際に4分割表をつくってみよう
P.134
-
Q3 このケースにはどのような倫理的論点があるのか ?
P.136
-
(1) 医学的問題
P.136
-
(2) 本人の意向に関わる問題
P.137
-
(3) 家族の代理判断に関わる問題
P.137
-
(4) 法的な問題
P.137
-
(5) 関係者間のコミュニケーションの問題
P.138
-
Q4 適切な意思決定のプロセスとはどのようなものか ?
P.138
-
(1) 中立性・透明性・十分なコミュニケーション
P.138
-
(2) コンフリクトを解決するための仕組み
P.139
-
Q5 倫理コンサルテーションについて
P.140
-
(1) 倫理的ジレンマの解決
P.140
-
(2) 法のけんけつ領域における解決のためのツール
P.141
-
(3) 倫理コンサルテーションの役割
P.142
-
(4) 実践における留意点
P.142
-
【ケース 8 : 法的視点からのコメント】
P.143