医薬品製造における不適合の発生率を減少させるためのシステムである、CAPA(Corrective Action and Preventive Action)は、不良・不適合の原因を取り除く措置と、不適合の再発の原因を取り除くための効率的でシステマティックな措置です。欧米の医薬品業界では広くこの概念が導入されており、わが国においてもGMPにもとづく医薬品製造を行う上で、CAPAが必須となります。本書では、CAPAを導入するにあたって、その手順や概念原因調査の進め方、RCA報告書の書き方など具体例を交えてわかりやすく解説します。