栄養科学イラストレイテッド 生化学実験

出版社: 羊土社
著者:
発行日: 2022-10-01
分野: 栄養学  >  栄養学一般
ISBN: 9784758113687
シリーズ: 栄養科学イラストレイテッド
電子書籍版: 2022-10-01 (第1刷)
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商品紹介

実験操作の基本から中和滴定,吸光光度分析,酵素分析法,PCR等を収録.目に見えない酵素の働きや栄養素の性質を実験を通じて理解できる.イラスト豊富で実験手順や注意点もわかりやすい.器具の使い方の動画付き

目次

  • 第1章 生化学実験をはじめる前に
     1 生化学実験を行う意義
     2 安全に実験を行うために
      A 服装など
      B 実験前
      C 実験中
      D 実験終了後
      E 緊急時または災害時の対応
     3 生化学実験で使用する水について
     4 生化学実験で使用する単位,有効数字
      A 質量パーセント濃度(%)
      B モル(mol)
      C モル濃度(体積モル濃度,mol/L)
      D 規程度(N)
      E pH(水素イオン指数)
      F 体積質量濃度(g/L, μg/mL など),ユニット濃度(U/mL など)
      G 有効数字
     5 実験記録とレポートの書き方
      A 実験実習で持参するもの
      B 実験記録
      C レポート

    第2章 基本操作
     1 マイクロピペットの操作方法
      A 容量設定
      B 吸入(フォワード法)
      C 排出
      D 参考
     2 ビュレットの操作方法
     3 その他の実験器具の使用方法で参考となるサイト

    第3章 中和滴定
     1 滴定とは
     2 酸および塩基とは
     3 中和とは
     実験3-1 食酢の中和滴定

    第4章 緩衝液
     1 緩衝液とは
     2 緩衝液のpHの求め方
     3 アミノ酸の性質
     実験4-1 緩衝液の性質
     実験4-2 アミノ酸の滴定によるpH緩衝作用の観察

    第5章 タンパク質の等電点
     1 タンパク質の等電点
     実験5-1 タンパク質水溶液のpHを変化させたときの状態観察

    第6章 吸光光度分析(比色定量法)
     1 色について
     2 吸光光度分析について
     実験6-1 合成着色料の比色定量

    第7章 酵素の性質
     1 酵素とは
     2 酵素反応
     実験7-1 西洋わさびペルオキシダーゼ(HRP)活性の観察
     実験7-2 ウレアーゼの反応速度に及ぼす酵素および基質濃度の効果
     実験7-3 ウレアーゼの反応速度に及ぼす阻害剤の効果

    第8章 酵素分析法による生体成分の分析
     1 酵素分析法とは
     実験8-1 GOD-POD法とインベルターゼを利用した,清涼飲料水に含まれる糖の定量

    第9章 細胞分画法
     1 細胞と細胞小器官
     実験9-1 ニワトリの肝臓から細胞小器官の分離
     実験9-2 核画分の定性―DNAの確認―
     実験9-3 ミトコンドリア画分の定性

    第10章 DNAの性質
     1 核酸とは
     実験10-1 ニワトリの肝臓からのDNA抽出および純度の測定
     実験10-2 DNAの定量
     実験10-3 DNAの化学的性質

    第11章 PCRと制限酵素
     1 PCRとは
     2 制限酵素とは
     3 PCRの原理
      A PCR
      B 制限酵素
      C 制限酵素断片長多型法
     実験11-1 PCRと制限酵素を使用したALDH2遺伝子多型の検出とアルコール感受性

    第12章 抗原抗体反応
     1 免疫とは
     2 抗体反応の応用
     実験12-1 ELISA法による抗原の検出

    第13章 生体分子の分離・分析
     1 混合物からの物質の分離
     2 カラムクロマトグラフィー
     3 SDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS-PAGE)
     実験13-1 CM-セファロースカラムを用いたタンパク質の分離
     実験13-2 SDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動によるタンパク質の展開

    第14章 ビタミンCの定量と抗酸化活性
     1 ビタミンCの性質
     2 ビタミンCの定量
     3 抗酸化機構【杉浦千佳子】
     実験14-1 モリブデンブルー発色法による食品のビタミンC定量
     実験14-2 ビタミンCの抗酸化活性 ―DPPHラジカル消去活性の測定―

この書籍の参考文献

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本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

第7章 酵素の性質

P.82 掲載の参考文献
1) Follmer C, et al : Jackbean, soybean and Bacillus pasteurii ureases : biological effects unrelated to ureolytic activity. Eur J Biochem, 271 : 1357-1363, 2004
2) Krajewska B, et al : Temperature- and pressure-dependent stopped-flow kinetic studies of jack bean urease. Implications for the catalytic mechanism. J Biol Inorg Chem, 17 : 1123-1134, 2012
3) Fishbein WN, et al : UREASE CATALYSIS. I. STOICHIOMETRY, SPECIFICITY, AND KINETICS OF A SECOND SUBSTRATE : HYDROXYUREA. J Biol Chem, 240 : 2402-2406, 1965
4) 「ミカエリス・メンテンの式」 (DOI : 10.14931/bsd.2353) https://bsd.neuroinf.jp/wiki/ミカエリス・メンテンの式

第8章 酵素分析法による生体成分の分析

P.91 掲載の参考文献
1) Marshall EK Jr : A rapid clinical method for the estimation of urea in urine. J Biol Chem, 14 : 283-290, 1913
2) Marshall EK Jr : A new method for the defermination of urea in blood. J Biol Chem, 15 : 487-494, 1913

第10章 DNAの性質

P.128 掲載の参考文献
1) 柴山祥枝 : タンパク質と核酸・遺伝子をはかる 核酸 (DNA・RNA) の定量法 : 吸光分析法と蛍光分析法を中心に. ぶんせき, 523 : 268-274, 2019
2) 由岐英剛 : ジフェニルアミンによる比色法. 「生化学分析法」 (由岐英剛/編), pp281-283, 南江堂, 1984
3) NS遺伝子研究室 : DNAの安定性と変性 http://nsgene-lab.jp/dna_structure/denaturation/
4) 藤原伸介 : どうして核酸は変性するの?. 生物工学会誌, 89 : 200-203, 2011

第14章 ビタミンCの定量と抗酸化活性

P.180 掲載の参考文献
1) 農業-食品産業技術総合研究機構 : モリブデンブルー発色を利用したL-アスコルビン酸の分析法, 2010 https://www.naro.affrc.go.jp/org/tarc/seika/jyouhou/H22/kyoutuu/H22kyoutuu007.html (2020年11月18日閲覧)
2) Sayed Elnenaey E & Soliman R : A sensitive colorimetric method for estimation of ascorbic acid. Talanta, 26 : 1164-1166, 1979
3) 消費者庁 : 食品表示法等 (法令及び一元化情報) https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_labeling_act/
4) 「食品学実験書 第2版」 (藤田修三, 山田和彦/編著), 医歯薬出版, 2002
5) 中村成夫 : 活性酸素と抗酸化物質の化学. 日本医科大学医学会雑誌, 9 : 164-169, 2013

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